デジタル機器の肝であるクロックは設置する高さに影響される。

目ん玉が飛び出るほど高額なのに
水晶発振器が1つか、良くて2つ基盤に実装されているだけの
DACやネットワークプレーヤー、デジタルプレーヤー機器が
オーディオ業界では当たり前のように売られている。
既に恒温槽型発信器並みの性能を温度補償タイプの
発信器ディバイスも発売されているのだが
まだそれを採用するメーカーは少ない。
基盤におまけ程度に実装されているクロックの波形は
ノイズ成分波形とクロック成分波形の差もわからないほど
ぐちょぐちよに乱れているし
発信周波数もブレブレだ

プロ用機器では、外部から高精度なクロックを接続して
使用している。
使用しない状況では実に気色悪い
パンツをはかないでズボンを穿くぐらい気持ち悪い

清浄なクロックを入れて初めてデジタル機器は
正常に動くのだ！

それほど重要なクロックだが
実は重力に影響される。
同じ外付けクロックで2台の機器を動作させる場合
クロックのケーブルの長さを揃えることは前提条件だが
2台の機器を設置する場合高さを揃えないと
重力の影響でその周波数は差を生じる。
誰がそんなことを言うのか？
それは、アインシュタインさん
相対性理論の中で、時間は重力と速度によって変化することを
説いた。

そしてそれを2018年9月17日
理化学研究所で実験により確かめられた。
実験をしたのは、理化学研究所招聘主任研究員の
香取秀俊（かとりひでとし）さんだ

NHK教育 Eテレ 2018年10月21日日曜日サイエンスZEROにて
「世界で最も精密光格子時計」の回で放送された。

香取秀俊さんの作ったストロンチウム原子を使った光格子時計は
1メートルの高さの差をつけると低い方、
つまり地球の重力が強い方が
0.04Hz 遅く進むことを確かめた。
ちなみにストロンチウムの原子時計は1秒間に
429兆228億422万9873.65回振動する。

マスタークロックジェネレーターに使われる10MHzに換算するには
100均の電卓では桁が足りないし、エクセルくんで計算しても
ひと手間工夫しないと指数表示のままだ！
しかし確かに香取秀俊さんによって
機器の高低差は時間の流れに影響することが理論でなく
実験により証明されたのだ

と、聞くと
高さを揃えないで設置して使うことは
ズボンの上からパンツを穿くぐらい気持ち悪いでしょ！？

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