紀平梨花選手と浅田真央選手 SP 「月の光」比べると互いのすごさがわかるぞぅ～
フィギュアのシニア部門での女子の世界最高得点を叩き出して
一躍有名になった紀平梨花選手
特に147・37点を記録したフリーの演技とジャンプが
衝撃のシニア初戦Vとして取り上げられている。
しかし、個人的に注目したのはショートプログラムで
使った曲、ドビュッシーベルガマスク組曲第3曲 月の光だ
この曲は10年前に浅田真央選手が SPで使っていた曲だ
2008年のNHK杯や2009年の様子を見ると
浅田真央選手の凄さに驚く
ジャンプ直前のエッジの音には身震いする。
そして、ふわりとエアに包まれるかのようなジャンプ
空力学的にありえないが、明らかに揚力が発生しているのではないか？
と、思わせるだけの滞空時間だ
基本的なスケーティングの力量と技のつなぎ、流れ
すべてが別次元のスケーターだったのだと思い知らされる。
浅田真央選手の凄さはそれだけではない。
人を惹き込み捲き込む力が尋常ではないのだ。
浅田真央選手の魅力を最大限活かそうとするカメラワーク
そしてアングル、音声さんもエッジの音をキレイに収めている。
放送クルーにカメラにマイクは明らかに浅田真央選手を愛していた。
紀平梨花選手はこれから実績を積み上げれば
魅力を正確に伝えてくれる人達を惹きつけて
特別な存在となりえるだろう
エアを味方につけた浅田真央選手とはまた別に
紀平梨花選手は重力を支配してコントロールするかのような
ジャンプを見せる。
重力と言う物理法則が消え去る一瞬があるのだ。
着氷する間も地球の重力下とは思えない
月面を彷彿とするランディングを見せる。
それは観る側に「月の光」という楽曲のバイアスがかかっているせいかも知れない。
ピアノ曲として有名な月の光だが浅田真央選手はストリングスから始まりほぼ弦楽器中心だったが紀平梨花選手の月の光はフルートから始まりストリングスと絡みながらピアノも主張する構成だった。
ベテランになるとこの「月の光」で滑る選手は少ない
紀平梨花選手がどこまで「月の光」を極めるかこれからの見どころだ。
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