ハイレゾ・ノスタルジア

ハイレゾデジタルオーディオと究極のハイレゾであるアナログオーディオを考察するのだ!

映像機器間やオーディオ機器間を無線化できるか? ひとつの解決は「テラヘルツ波」

ほんの少し昔の話
カメラを使うのは主に男性
インスタントカメラや使い切りカメラの出現で
女性も使えるようになったが
市場の中心は男性向け
しかし携帯・スマホの時代となり
SNS・インスタグラムなどで
撮影される写真の枚数は圧倒的に女性が上回り始めた。
よりお手軽に撮影からネット共有まで
スムーズにスマートになったからだ

しかし、オーディオはどうだろう
イヤホン端子を使わないスマホが増え
Bluetooth 無線接続のワイヤレスイヤホンが女性に支持されて
ワイヤレスイヤホン市場は大きく動いている。

女性をハイクオリティオーディオのファンにするのならば
現在の金属端子がむき出しのピンケーブルとその端子や
電気取扱い法違反のようなスピーカー接続方法である
バインディングポスト以外の接続方法を探るべきだ

機器間の接続を全て無線で接続できるようにしない限り
女性がオーディオに理解を示すことは限定的であろう。

しかし、現在主流のBluetoothの最大の弱点は
遅延が避けられないことだ
動画と併用した場合完全に映像から一拍遅れる
最近のコーディック方法でも半拍遅れる程度
そしてガンバッテもハイレゾ級程度の音質だ

Bluetoothは年々良くなりつつあるが、良質のケーブル伝送とは
音質も遅延に対しても大きく差がある
家庭内の無線LANを使う方法で無線化する機器もあるが
Bluetoothのように簡単に接続できない。

使い勝手や設定はBluetooth並みで
圧倒的な伝送力を持った無線方法はないものか?

今回、NTTと東京工業大学は共同で、
DVDに収録された映像・動画データ1本分を
1秒以内に伝送できる無線装置を開発したと発表した。
数年で4倍の伝送力を実現できるそうだ。

使うのは、赤外線に近い波長の「テラヘルツ波
紙や布、木材やプラスチック樹脂、陶磁器を透過する。
しかし水蒸気による減衰が大きく数メートル程度が
今の所有効範囲となっている。

効率の良い発信素子が今までなかったので
この「テラヘルツ波」は電磁波の最後の未踏領域だった。

高品位な無線接続環境が実現すれば
ケーブルで機器間を接続するなんて
「そうそう平成ってそんな時代だったよね」と
いわれるかもしれないぞ!